Flaneur,Rhum & Pop Culture
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vol.11 ハイボール (HIGH BALL)
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音曲祝祭行

Face of L.J.
遊民・Links


 昭和30年代、スタンド・バーが出現し、それと共に“ハイボール”が愛飲された。ウイスキーをソーダ水で割っただけの。まだそれが目新しかった時代だ。ハイボールの呼称の由来は如何に。

夏の甲子園は又もPL学園の優勝に終わったが、“高めの直球(HIGH BALL)”は打ちごろ(飲みごろ)の絶好球という説もあるが、“気分がHIGHになる弾丸(BALL)”というのが妥当だろう。又別に、“丈の高い(HIGH)容器(BOWL)にウイスキーを注いだ飲みもの”という説もある。いわゆるロングドリンクスという意である。東京オリンピック以降、ハイボールの代わりに急激に流行ったコーラ割り(COKE HIGH)には苦い思いを味わった紳士諸兄もさぞ多かったことであろう。ホステス嬢に“レミーのコーラ割り、一杯ね”などといわれ鼻の下を伸ばしていると敵は何杯でもクイクイ飲ってしまう。何せ色が着いているのである。かく云う筆者も計られたくちであるが、青かった頃のたわいの無さが懐かしい。

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